本日付毎日新聞の記事には大笑いさせてもらった。外国人研修生を受け入れる事業協同組合「栃木情報センター」が公式ホームページ上で、「(研修生は)安価な労働力コスト、安定した若手労働力と身分保障された人材確保が可能」「月々12万円からという低コスト」「国家間の賃金格差の分、比較的低コストの労働力を確保することができます」などと謳っていた、というのだ。
なるほど「低賃金」で「安定して」しかも「若い」労働力というのは今の日本にもっとも欠けていて、だからこそ企業が渇望していることを浮き彫りにはしているが、「それを言っちゃあ、オシマイよ」(車寅次郎風に)てなもんである。毎日の取材に対してセンターの理事長さんは「不適切な表現だった。日本の良さを学んで母国との架け橋になってほしいという願いは変わりない」なんて建前を答えさせられているが、HPでここまで本音をさらけ出しちゃったあとだ、いっそこのと「本当のことをズバリ書いちゃいけなかったのに、誰かが書いちゃったらしく、不適切でした」くらいに開き直ったらどうか。 それにしてもこのセンターさん、何をこんなに焦っているのだろう。そうか、受け入れ先が見つからないとピンハネできないのか。「栃木事業センター」なんて体の好い名前をしてはいるが、つまりは現代の「人買い」「女衒」なのだな。
by pabon
| 2004-10-19 08:27
|
ファン申請 |
||